조선노동당
北朝鮮の朝鮮労働党は、北朝鮮政権の全権力の源泉であり、中核として、社会主義革命と建設を領導する前衛党を称する。
1945年10月、平壌で開かれた「朝鮮共産党西北5道党責任者及び熱誠者大会」において採択した「政治路線と組織強化に関する決定書」に依拠して創設された「朝鮮共産党北朝鮮分局」を母体にしたことから、この大会が開幕された10月10日が党創建日として記念されている。
労働党の理念及び目標は、80年10月に改定された党規約前文に明示されている。金日成の主体思想を党の活動の最高指針としており、労働階級と全体勤労大衆の先鋒的、組織的部隊であり、全体勤労大衆組織体中、最高形態の革命組織として、労働党を規定している。また、全国的範囲において、民族解放と人民民主主義革命課業の完遂を党の当面の目的に、全社会の主体思想化と共産主義社会建設を最終目的として立てている。
党員数は、1945年10月党創設初期4,530名、1952年12月第5次人民会議時100万党員に約5万個の下部組織、1961年9月第4次党大会時1,311,563名、党下部組織65,000個、1980年10月第6次党大会時約320万名と推定されている。
組織及び運営体系を見てみれば、朝鮮労働党は、民主主義中央集権制の原則により組織され、民主主義を標榜しているように見えるが、全ての党組織は、党中央委員会に絶対服従するようにされており、1党独裁体制である。党の下部機関は、道(直轄市)・市(区域)・郡のみならず、軍隊内にまで構成されている。
党大会は、党の最高指導機関であり、5年に1回召集するものとされており、党中央委員会及び党中央検査委員会の事業総括及び党政策決定、党綱領と規約の採択又は修正補完、党中央
検査委員会選挙を実施する。
党中央委員会は、党大会間に全ての党事業を組織・指導し、党中央委員会全員会議を6ヶ月に1回以上召集し、該当時期の重要問題等を討議・決定し、党中央委員会政治局と政治局常務委員会を選挙、総秘書と秘書選挙、秘書局と軍事委員会を組織する。
政治局(政治局常務委員会)は、党中央委員会全員会議と全員会議間の中央委員会名義で党の全事項を決定し、指導する。組織は、常務委員1人(金正日)、委員6人、候補委員8人で構成される。
秘書局は、必要時、幹部人事と党内問題、その他当面の懸案問題等を討議・決定し、その執行を組織・指導し、党中央委員会の専門部署を日常的に指揮・監督する党の中枢機関である。専門部署は、組織指導部、統一戦線部、幹部部、総務部等、22個部署であり、組織指導部は、金正日が直接管掌し、中央党と行政部、軍・社会団体・企業所等、全組織を指導・統制する。幹部部は、組織指導部人事対象を除外した秘書局批准対象である核心幹部の人事問題を担当する。組織は、総秘書1人(金正日)と10人内外の秘書で構成される。
検閲委員会は、反党又は反革命的宗派行為を行うか、党の路線と政策又は規律を遵守しない党員を摘発し、処罰する機構として、組織は、委員長1人と副委員長1人、委員4人で構成される。
中央軍事委員会は、党の軍事政策遂行方法を討議・決定し、人民軍を含めて、北朝鮮の軍事力強化と軍需産業発展に関する事業を組織・指導し、軍隊を指揮する。組織は、委員長1人と14名内外の委員で構成される。
道(直轄市)党委員会は、党の路線と政策の執行方法を討議・決定し、道党委員会責任秘書及び秘書を選挙し、秘書処を組織し、道党軍事委員会と検閲委員会の選挙を行う。道党委員会執行委員会は、道委員会名義で党内事業を組織、執行し、行政及び経済事業を指導する。道党委員会秘書は、人事行政及び党内問題に対して、必要時毎に討議・決定し、その決定事項を執行する。道党委員会軍事委員会は、党の軍事政策遂行方法を討議・決定及び執行する。
市(区域)・郡党委員会は、党の路線と政策の執行方法を討議・決定し、執行委員会の責任秘書及び秘書を選挙し、軍事委員会と検閲委員会を選挙する。市(区域)・郡党委員会執行委員会は、市(区域)・郡党委員会の全員会議と全員会議間には、党内事業を組織し、行政及び経済事業を指導する。秘書処は、人事行政等、党内事業に関する問題を決定・執行する。
最終更新日:2004/03/19